【デモカーM3】F80M3細かな作りこみと調整で走行時のスタイルを求めて
- 匠 阿部
- 8月27日
- 読了時間: 4分
エアサス車は置きのスタイルか、走りのスタイルか。求める方向性で細かなセットアップを変えていく

アテナモータース代表の阿部です。今回はデモカーとして作りこんでいるF80M3についての記事を前回紹介に続いて書いていきたいと思います。

サスペンション形式で度合いは変わりますが、基本的にクルマは車高を下げると4輪の向きや位置が変わります。とりわけスタイルに影響するのが正面から見た際に車高を下げるとハの字になっていく角度「キャンバー角」です。
エアサス車においては車高を自由に変えられる以上、走行時と全下げ時(より低い)でキャンバー角も変わってくるので、どちらをターゲットとしてクルマを作り込むかでホイールサイズ(インセット)が変わってきます。

こちらの写真が前回紹介の状態、走行車高ですが、リアキャンバーが通常時より増されているのでホイールが少し引っ込んで俗にいうツラウチになっています。

低資金脱サラがテーマ(というかそうせざるを得なかった(笑))のデモカーですので、ホイールもヤフオク!を利用して手に入れた代物。ということでドンピシャにサイズが合うわけもなく。。。ここからはあの手この手でバランスを整えていきます。
ツライチセッティング+干渉問題回避。構成部品で障害を突破して理想のスタイルに
まず、今回装着するホイール&タイヤはヤフオク!を利用して手に入れたパーツですので、それぞれのスペックを書いていきます。
ホイールサイズ 20x10.5J+34(4本通し)
タイヤサイズ フロント:245/35R20
リア:275/35R20
ホイールサイズは前後インセットも同一の通し、タイヤのみ前後で異なります。

フロントについてはまずホイールがポン付けで入れ込むには太すぎます。外側のツラ感というよりは、ホイール内側の幅がありすぎてショックアブソーバーに干渉してホイールが入り切りません。だいたい8mmほどの干渉幅がありますので、10mmスペーサーを入れて逃がしたのがこの写真です。

出面は悪くないですが、フロントタイヤの外径がデカすぎて、本来セッティングしたい走行車高ですとハンドルが切れません。フロントタイヤもサイズを調整して外径を縮めるか、サイドウォールを寝かせてフェンダーとのクリアランスを取っていく必要があります。

リアに関しては、フロントに対して出面が甘いので、こちらもスペーサーを入れて調整します。そこで問題となるのがこの275/35R20サイズのタイヤで、10mm外に出すと、タイヤ自体が太く、且つサイドウォールも分厚いので落ち切る前にフェンダーがタイヤに乗っかります。
ということで、今回はタイヤをリサイズしていきます。

今回使っていくのが前々から試してみたかったDAVANTIのプロトゥーラスポーツです。本来はFRなのでリアタイヤの方が太いのがいいと思いますが、一発目の作り込みで干渉を避けることを優先、且つ、前後通しサイズのホイールなので、255/30R20の4本通しをセレクトしました。どうせタイヤ太くても端っこしか使わんし。(笑)
走行時のカッコよさを追及したセッティングでF80M3をよりロー&ワイドに走らせる

結果出来上がったのがこんな形です。若干フロントタイヤがやせているように見えます。。。が、前後バランスは悪くない。ただタイヤは次変えるときは265サイズでもいいかもしれません。

走行車高でのツラ感はばっちり揃いました。走っているときのスタイルがテーマなのでその点では結構理想に近づいた感じです。

仕事帰りに立ち寄ったスタンドでの写真ですが、この車高で問題なく走れます。サイドウォールが薄くなった分、フェンダーとのクリアランスが確保できています。

いい感じの仕上がりです。タイヤ被りの車高が個人的には走行スタイルとしてもバランスよく低さも演出できるので、イメージ通りです。

いいでしょう?
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